DARCの存在意義

今年頂いた岡山DARCのレターを見直していました。

日常的にニュースで薬物依存症について触れられている頻度が年々増えています。

10年前、または20年前では日本では啓蒙活動が進んでいないため、薬物依存症という言葉にピンと来る人がそう多くなかったかとは思いますが、昨今はメディアやDARCの活動からもっとより身近になっています。

小学生ですら薬物依存症という言葉を知っているのは、私たちが子供時代だった頃には考えつかないほどです。

ニュースで「まさかこの人が!?」と思ってしまう程に芸能界などは取り上げられていますが、薬物依存症という病気はもっと身近にあります。

まず、その人が薬物依存症かどうかを見分けるのは誰もが出来る事ではありません。

しかし「なんか最近この人が変」「これまでと様子が違う」こういったケースは非合法だけではなく処方箋、市販薬なども薬物依存症に含まれます。

先日、私がよくいくスーパーマーケットのお手洗いに咳止めシロップの飲み干し瓶がありました。市販薬の箱などが置いてある事はあるかもしれませんが、瓶がそのまま置かれているケースはそう見かける事はないと思います。

くすりの話 4 咳止め液が覚醒剤に? by全日本民医連

咳止めシロップに麻薬作用に似た効果があります、現在薬局等で購入しようとすると「麻薬」という言葉は使われませんが薬剤師から「常習性のある医薬品になる事を理解しているか?」といった質問・説明を受けます。

当事者の異変に一番早く気づいてあげれるのは、家族・恋人・友人になります。

薬物依存症に対する理解が進んだとはいえ、容易に見分ける事は出来ません、どれだけ早く専門性の高い病院やDARCのような施設に相談できるかがカギになってきます。

これも10年、20年前だと今よりも相談する事は容易ではありませんでした。今はインターネットを使える人がとても増えており、日本中のDARCはどこでも無料で相談に対応しています。

記事にもあるように地域にDARCがあるのとないのとの違いは非常に大きいなと改めて感じました。

私自身、薬物依存症者の家族の体験から、依存症者の家族は本当に様々なトラブルや難しい状況を経験する事になります。

家族が専門機関に相談に行く事は、当事者に問題を起こさないように、これ以上罪を重ねないようにする最善の方法です。

誰もが身近な人が薬物依存症であると信じようとは思いませんし、人間は心理的な防衛本能から「そうでなければいい」と信じたいものを信じて「心理的防衛」を起こして、素人判断をしてしまいがちです。

まずは当事者にも専門にも繋がっていく事こそが家族の勇気の第一歩です。

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